
2019.03.21
お客様からのご報告はどんな内容でも嬉しい
昨日、約一年前に私がご紹介した老人ホームにご入居したお客様から連絡がありました。
「つい先日、入居した本人が肺炎で亡くなりました」
という連絡です。
いつも一瞬ドキっ!とします。
ご紹介させて頂いた老人ホーム内で虐待でもあったという報告の連絡かな?
ご紹介させて頂いた老人ホーム内なにか不手際があったかな?
など色々な一瞬想像してしまいます。
その後に、電話を頂いたお客様からは「家族が求めている内容の老人ホームを看舎さんに紹介して頂けて、最後の数年を老人ホームで過ごせて本当に良かったです」というお礼の電話でした。
言葉は悪いかもわかりませんが、僕は今回のお客様も過去にご入居したお客様も含めて色々な内容の電話を頂きますが少し嬉しい気持ちになります。
理由は、“頭の片隅でここの老人ホームを紹介してくれた看舎桂太”という人物を覚えていてくれたことです。
言い方を変えれば、“ここの老人ホームを紹介してくれた看舎桂太”ということで、ダメな老人ホームをご紹介した場合はすぐに僕の信用が下がることになります。だからこそ紹介できる老人ホームは限られてくるのです。
お亡くなりなった報告や、元気に過ごせて快適という報告、家族と老人ホームについて話し合う機会ができてありがとうという報告など頂くことがあります。
いずれにしても“頭の片隅に看舎さんに報告しよう”という気持ちになってくれていることが嬉しいです。
宗教でもなんでもありませんが、今回もこの様なお電話をいただけることでまず、私からすると老人ホームの価値があがります。理由は実体験でお客様から喜びの声があがったことを他のお客様にお伝えすることが可能です。
亡くなった本人はお礼や良さを周囲の人に伝えることはできないけど、代わりに娘さんがこの様な行為をして頂けることで老人ホームも喜び、私も満足して頂けて嬉しいという気持ちになります。そして、また仕事でも活かすことができ、仕事をさらに頑張ろう!と思えるのです。この循環が世の中を良くして循環でもあり、人間関係を良くする循環でもあると思っています。
僕はいつも世の中、この有り難さやこういう良さを分かっていないといつか神様がみていて痛い目にあうと思ってしまうのです。
デジタルな世の中ですが、こういった人と人との変わる人間の本質はいつの時代もアナログです。
亡くなったお客様には心よりご冥福をお祈りします。
2019年3月21日
株式会社老人ホーム紹介センター
看舎桂太