
2017.07.02
老人ホーム紹介センター 〜細部に渡るこだわりが必要〜
つい先日オープンした初期費用が1,000万円以上する老人ホームの本棚です。
談話室兼食堂に設置されています。
老人ホームを案内する方はお客様に
「入居者様も読んでいる本棚コーナーです」
と案内していました・・・。
心の中で僕は「ん〜本当かな?どう考えても高齢者が読む、読みたいと思う本は見つからないよ・・・」
と思っていました。
その本棚の内容がこちらです。
OCEANは雑誌のタイトルに露骨に、オッサンの欲しいものカタログって書いてます。
HERSは50代前後のファッション雑誌。
他も30代〜40代の男女が読書すると思われる書籍ばかりです。
僕は運営会社のこういう部分に違和感を感じます。
この本棚を、お客様に説明するなら素直に
「職員が読了した雑誌を置いているので、家族様はもちろん入居者とも共有しています」
の方がまだ綺麗だと思ってしまう。
初期費用だけで1,000万円以上お支払いする場所です。
拘っている様に“見せる”のは、違うと思います。
しっかりとした高級老人ホームの本棚は本当に高齢者が読むと思われる本棚になっています。
こういう見えない部分も家族様に僕はお伝えする場合もあります。
2017年7月2日
株式会社老人ホーム紹介センター
看舎桂太
- by 看舎桂太