
2015.10.05
老人ホーム紹介センター 〜老人ホーム選びはスタッフ対応と内容で決まると思う〜
本日は介護甲子園 関西支部として、来月に東京で開催される本大会に参加される愛媛県にあるグループホーム「ビハーラ」さんに訪問。
決勝大会にて優勝する為に、現場視察・台本の打ち合わせを行いました。
仕事柄、老人ホームをたくさん見る仕事しているので、仕事の視点でビハーラさんを視察させて頂きました。
とても素晴らしい取り組みをしている事業所さんでした。
詳細な内容は決勝戦を控えているので控えてさせて頂きますが…グループホームと併設をして地域住民の方が利用できるカフェがあり、カフェの店員は日頃、介護士をしているスタッフです。カフェの利用料金もなんと!
コーヒー一杯が100円という安さです!
そちらのカフェでは地域住民の方が、理事長などに認知症の相談ができる場所でもあります。
カフェを利用するメリットは、地域住民の方にビハーラさんの存在や取り組みを知って頂ける。
また、認知症に対する相談ができたり、グループホームに抵抗がある方でも日頃通い慣れているカフェでビハーラさんを知ることでゆくゆく入居検討をする際でも、カフェ利用時にスタッフ(介護士さんがスタッフの為)の対応を拝見できるので、普段どのスタッフさんが対応してくれているか理解できるので安心に繋がります。
などなどメリットがたくさんあります。
そして、ビハーラさん独自の取り組みは“亡くなった方が、グループホームを出る前に介護士や家族さんと一緒に入浴をすること”です。
亡くなられた方の好きな温度にお湯をため、ご家族も一緒に髪や、全身を洗います。
「ありがとう、ありがとう」と感謝の気持ちを伝えながら入浴をし、悲しくて涙は流れますが、次第にエピソード話にもなりご家族様にとっても心の整理に繋がるとのことです。
もっともっと書きたいことはありますが、この後の詳細は介護甲子園の本大会を是非ご覧ください♪
そして、本大会に向けて台本の打ち合わせが始まりましたが、いつも思うのが老人ホーム選びで大切なのは介護士さんの対応と介護サービスの内容です。
今回のビハーラさんも、写真に掲載している様に、ご家族様からありがとうのお手紙をとても素晴らしい形で頂いていたり、介護甲子園で決勝戦を目指している事業所とあって、職員さんが活き活きとしています。
看取りの後、亡くなった方に対する入浴など独自サービスを提供しています。
こちらのビハーラさんにおいては、亡くなった後の入浴を今のところは全員の家族様が希望しており、介護士さんも一緒に入浴対応をしているとのこと。
私たちに会うまで恐らく、地域住民に開放しているカフェの取り組みも、いつも何気なくしているカフェだからお客様に対するセールスポイントだと思っていなかったと感じました。
いつも老人ホームの物件確認でも思うのが、老人ホームとしては素晴らしい取り組みをしているのに毎日過ごしている内に当たり前になり、お客様に対するセールスポイントとして忘れている事業所さんが多い気がします。
だからこそ私たちはご家族様に伝える必要があるし、この様な見落としがちな情報をお伝えできることがやり甲斐でもあります。
個人的な感想ですが、この業界に入り介護はもちろん、最後の死のときまで色々な考え方やサービスがあることを知り今回も勉強になりました。
- by 看舎桂太