
2015.08.30
株式会社老人ホーム紹介センター 〜お客様第一優先〜
先日、とある老人ホームにお客様と見学同行を実施しておりました。
見学終了後にお客様も感じていたことなので、掲載させて頂きます。
この件ついては、老人ホームの見学中この場面に遭遇するといつも感じることです。
お客様と見学同行中にある部屋でナースコールが押されています。
もちろんお部屋の前ではランプが点灯します。
お客様が質問をします。
お客様:「あのランプはなんでしょうか?」
施設長:「中で入居者様がナースコールを押しているので点灯しているのです。職員が電話で反応し、今から駆けつけてきます。」
お客様:「なるほど!」
説明はするものの施設長は見学対応が第一優先で動こうとしません。
その後に、看護師さんと介護士さんが、仕事の会話をしながら点灯しているランプの前を素通りしていきます。
看護師さんと介護士さんがステーションに一度戻り誰も反応していなかったことに気づくと、急いでお部屋に行く姿も見せずにナースコールを押していた利用者さんの部屋に入りました。
僕はこの約3分ほどの時間でしたが、約10分間位の時間に感じる位ひやしやした気持ちになりました。
理由は、この様な見学同行中でも個人的な主観になりますが、入居している利用者さんを第一優先に考えて欲しいからです。
これはこの時の見学をしていたご家族様も同じ気持ちでした。
入居者さんがナースコールで呼んでいて周辺に誰も居ないのであれば、見学中のご家族様ももちろん理解をして待ってくれると思います。
こちらのお客様は結果的にはこちらの老人ホームでは契約に至らず他の老人ホームでご入居が決まりました。
些細な出来事に感じるかもわかりませんが、この様な小さな対応が家族様には不安に感じてしまうのです。
なぜなら自分の大切なお母さんやお父さんの住む場所を考えているのだから当然の話です。
見学後の車内の会話は下記の通りです。
私:「今回の老人ホームの感想はいかがでしたか?」
お客様:「あのナースコールの対応はどうなのでしょうか?」
この時、私はやっぱりお客様も同じ気持ちで見てくれていたと感じました。
もちろん良いも悪いも含めて色々な見方ができるので説明をさせていただきましたが、お客様はきっとこの不安感がとれなかったのでしょう。違う老人ホームでご入居が決まりました。
実は老人ホームを見学中よくこの様な光景があります。
エレベーター一つにしてもそうです。
私たちより、ご入居している入居者さんを優先にして案内をして欲しいものです。
- by 看舎桂太