2018.06.07

株式会社老人ホーム紹介センター 〜正解が分からない老人ホーム選び〜

先日、実際にあったとあるお客様とのお話です。

90歳の高齢者は頑なに老人ホームに行くことを拒否しておりました。

私にご依頼があった義娘さまとは過去に、

お母様とのご縁を頂戴して快適にお過ごし頂けていた経緯から老人ホームの魅力をお義母さんに伝えて欲しいとのご依頼でした。

義娘さまはお義母さんに、

もう1つ老人ホームに入居して欲しい理由がありました。

ご主人様(入居を検討しているお客様からすると息子様)が重い病気で余命宣告を受けていました。

息子さまの気持ちとしては、

自分が生きている間にお母さんを少しでも安心な場所で過ごさせてあげたい。

という思いから「看舎さん!老人ホームの魅力を母親に伝えて欲しい!」と託されました。

お母様(本人)と初回面談で約一時間ほど話した結果

「絶対に入居しないけど見に行くだけやで!」

と言って頂き、お食事付きの見学同行を実施しました。

数日たった結果…

「私が老人ホームに入居することで息子が治療に専念できるならば入居することにします!看舎さん!」

と言って頂けました。

入居日を決める各種やりとりを実施している中で、

義娘さんより本日ご主人(息子様)は亡くなりましたとの報告を受けました。

驚きました。

本音の部分は分かりませんが、義娘さんは次のように言って頂けました。

「主人はお母さんが老人ホームに入る!って言ってくれて喜んでました。安心していました。」

とのことです。

僕のとった行動はお客様の求めていることをしっかり遂行できましたが、

もっと“色々な提案”ができたのではないかと考えさせられました。

他にも息子様と一緒に過ごせる老人ホームを提案することだったり、

必要な方にヘルパーさんが介助をしながら旅行が楽しめる提案など僕にできる提案はまだまだあったと思えました。

自分なりの厳しい目線で捉えた時の反省を活かし、

今日以降のお客様にはこういった背景がある場合はこの様なサービスもご提案していきたいと思います。

入居をするお客様は月末にとある老人ホームに入居予定です。

住み慣れた街で、住み慣れたお医者さんや商店街に行ける場所をご提案させて頂きました。

入居をするお客様は突然、集団生活になります。

慣れなくて当然です。

株式会社老人ホーム紹介センターでは入居後も必ずできることは全力でご対応させて頂きます。

2018年6月7日

株式会社老人ホーム紹介センター

看舎桂太

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