
2020.07.23
自分のお婆ちゃんの老人ホーム入居報告〜Vol.4〜
お婆ちゃんが老人ホームに入居をしてから、施設長とも話をした上で「そろそろ慣れて来たので会いに来てくれても大丈夫ですよ」とのことお声がかかったので会いに行ってきました。
お婆ちゃんは、もちろん“孫”である僕が会いに来てくれたと喜んでくれました。
お婆ちゃんが現在入居している老人ホームは、お爺ちゃんも最期までお世話をしてもらった老人ホームになります。
お婆ちゃん自身も施設長との関わりが何度もあるのに、お婆ちゃんからすると旦那(僕からするとお爺ちゃん)もお世話になった老人ホームという記憶は一切ないみたいです。
だから、施設長と僕が初対面では無いことを不思議そうに何度も質問をしてきました。
お婆ちゃんの部屋で色々な話をしているとお婆ちゃんは泣き出しました。
「家のことが心配だけど、ここの場所が居心地よくて家には帰れない。だから、娘に任せるから家を売却してくれて大丈夫や」とのこと。
お婆ちゃんは老人ホームに入居する前は、「お爺ちゃんが建ててくれた家で最後まで生活をしたいから老人ホームには行きたくない!」と言っていたのに、約三週間生活をしてみると居心地が良くて帰れないと言い出しました。
話しているとお婆ちゃんの心理は下記の通りだと思います。
・自宅だと近所の方が昔みたいに、外に出てこなくなったので付き合いがないけど老人ホームなら色々な人と話せることが楽しい
・1日3食、美味しい食事を食べれて、大勢の人と話ながら食べれる。
・少ない中でも色々なレクリエーションもあり、楽しい
・同じフロアで仲良く話せるお友達ができた
この様な点がお婆ちゃんの中では、『楽しい』とのことです。
自宅では近隣の人付き合いがなく、お爺ちゃんも亡くなり寂しかったんだと思います。
そして、お婆ちゃんからすると僕は孫になるので、お部屋の中でももちろん。
帰り際も寂しそうに泣いていました。
本音は、家にも帰りたいんだと思います。
でも、家で暮らせないことも理解できてきたし、老人ホームの生活が楽しくて安全なことも理解してきて辛いんだと思います。
しっかりとサポートしていきたいと思います。
老人ホームコンシェルジュ 看舎桂太
- by 老人ホーム紹介センター スタッフ