
2020.07.10
『自分のお婆ちゃんの老人ホーム入居報告〜Vol.3〜』
今日はお婆ちゃんを入居当日どの様にして老人ホームに連れて行ったかという話をさせて頂きます。
念のために…僕のお婆ちゃんは要介護3の一人暮らしの高齢者でした。
寂しがり屋でよく泣き、お爺ちゃんが亡くなってからは軽い鬱状態になり、認知症がどんどん進行し、僕が老人ホームを後押ししました。
ケアマネージャーさん、娘(僕の母親)、施設長の中で相談した結果、当日は朝に眠剤を処方し、眠っている状態で老人ホームに入居する方法を選びました。
目覚めたら老人ホームなんですが、お婆ちゃんには目覚めたら病院という設定でコロナウイルスの件で危ないから落ち着けば家に帰れるという前提で話を統一しよう!ということで入居しています。
帰宅願望は今でも続いているようですが、施設長が「コロナウイルスが落ち着かないと職員含めてみんな外に出れないんです。」と話すと理解して部屋に落ち着いて部屋で過ごしているとのことです。
落ち着いて生活してくれるお婆ちゃんで良かったです。
あまりにも帰宅願望が強いと退去しないといけない老人ホームだからまずは一安心です。
僕も仕事柄、たくさんのお客様を老人ホームにご案内させて頂いておりますが、入居するご本人様が納得して入居するお客様はほぼ居てません。
皆さん、自宅で最後まで生活したい!できる!と思っているお客様が大半です。
入居する本人の思っているお体の実情は思っていることとは違って、外的な要因で渋々ご入居している方が大半です。
当日は混乱することなく、入居ができて良かったということが本音です。
仕事柄お客様にもお伝えしておりますが、本人の同意を得て入居するということは本当に困難です。
ある程度の段階で家族が決心をしないと老人ホームの入居へ進めることはなかなか難しいことが現状です。
老人ホームコンシェルジュ 看舎桂太
- by 老人ホーム紹介センター スタッフ